はじめに
マネーフォワード Admina(アドミナ)は、SaaS管理・IT資産管理に特化したツールとして多くの企業に導入されています。310以上のSaaSとの連携に対応し、2025年にはオートメーション機能も追加されるなど、着実に進化を続けている製品です。
本記事では、マネーフォワード Adminaの最新機能を正確に整理した上で、LOCKED DASが提供する独自の価値について解説します。どちらのツールが自社に適しているか、選定の参考にしてください。
IGA比較表
主要IGA製品の機能・価格・サポートを一覧比較。プロビジョニング、ワークフロー、監査機能などの項目で各製品を評価できます。
マネーフォワード Adminaとは
マネーフォワード Adminaは、マネーフォワードi株式会社が提供する情シス向け業務支援ツールです。SaaSとITデバイスを「従業員」を軸に一元管理できることが特徴で、SaaS利用状況の可視化やコスト最適化を実現します。
Adminaの主要機能
SaaS可視化・管理:310以上のSaaSとAPI連携し、社内のSaaS利用状況を一元的に可視化。シャドーIT(未承認SaaS)の検出にも対応しています。
オートメーション機能:2025年10月に追加された機能で、入社日・退職日をトリガーとしてSaaSアカウントの自動作成・削除が可能です。部門や職種ごとの条件設定にも対応しています。
デバイス管理:社内のITデバイスを登録し、ステータスを可視化。SaaSアカウントとデバイスの両方を一つのプラットフォームで管理できます。
コスト管理:契約情報のリマインダー機能により更新漏れを防止し、未使用ライセンスの検出によるコスト削減を支援します。
Adminaの料金体系
マネーフォワード Adminaは従量課金型の料金体系を採用しています。50ID以下は無料で利用できるスタートアッププランがあり、51ID以上は1IDあたり月額300円で利用可能です。小規模チームから始められる手軽さが魅力です。
SaaS管理ツール選定で注目すべきポイント
Adminaは優れたSaaS管理ツールですが、企業の規模や運用要件によっては、別の選択肢がより適している場合もあります。以下の観点で比較検討することが重要です。
1. SaaS固有の設定への対応深度
SaaS管理で最も手間がかかるのは、各SaaS固有の設定作業です。例えば、Salesforceのロール・プロファイル設定、Slackのチャンネル招待、Boxのフォルダ権限付与など、SaaSごとに異なる設定を自動化できるかどうかが運用効率を大きく左右します。
2. プロビジョニングの柔軟性
入退社時のアカウント作成・削除だけでなく、異動時の権限変更、プロジェクト参加時の一括設定など、複雑な業務フローに対応できるかがポイントです。
3. 名寄せの精度
複数のSaaSにまたがるアカウント情報を、同一ユーザーとして正確に紐づけられるかどうかは、棚卸しやライセンス最適化の精度に直結します。
4. 監査・コンプライアンス対応
定期的な棚卸しレポートの自動生成や、アカウント変更履歴の追跡など、監査対応に必要な機能の充実度も重要な選定基準です。
LOCKED DASの特長
LOCKED DASは、SaaS管理における「設定の深さ」と「自動化の柔軟性」に強みを持つソリューションです。以下に、LOCKED DASならではの価値を紹介します。
SaaS固有設定の自動化
LOCKED DASの最大の特長は、各SaaS固有の詳細設定まで自動化できる点です。アカウントの作成・削除にとどまらず、以下のようなSaaS固有の操作を自動で実行します。
- Salesforce:ロール・プロファイルの自動割り当て
- Slack:指定チャンネルへの自動招待
- Box:フォルダ権限の自動付与
- Google Workspace:組織部門(OU)への自動配置
部署・役職に応じた設定ルールを事前に定義することで、入社・異動時の設定作業を完全に自動化できます。
高精度な名寄せ機能
複数のSaaS上に散在するアカウント情報を、自動的に同一ユーザーとして認識・統合します。メールアドレスの表記揺れや、SaaSごとに異なるユーザー名が使われている場合でも、高い精度で名寄せを実行します。
これにより、「誰がどのSaaSをどのライセンスで利用しているか」を正確に把握でき、退職者アカウントの残存リスクも確実に検出できます。
棚卸し台帳の自動生成
各SaaS上のアカウント情報を定期的に自動スキャンし、棚卸し台帳として出力します。監査対応やISMS認証の取得・更新時に必要なエビデンスを、手作業なしで準備できます。
ライセンス最適化
SaaSごとのライセンス利用状況を可視化し、未使用・低利用のライセンスを自動検出します。契約プランの見直しにつながるデータを提供し、年間で大幅なコスト削減を実現するケースもあります。
AdminaとLOCKED DASの比較まとめ
| 比較項目 | マネーフォワード Admina | LOCKED DAS |
|---|---|---|
| 対応SaaS数 | 310以上 | 90以上(深い連携) |
| SaaS固有設定の自動化 | アカウント作成・削除が中心 | ロール・チャンネル等の詳細設定まで対応 |
| 名寄せ機能 | SaaS連携による可視化 | 表記揺れ対応の高精度名寄せ |
| 棚卸し台帳 | コスト管理・契約管理 | 監査対応の台帳自動生成 |
| デバイス管理 | 対応あり | SaaS管理に特化 |
| 料金体系 | 50IDまで無料、以降300円/ID/月 | 要問い合わせ |
Adminaは対応SaaS数の多さと手軽な料金体系が強みであり、SaaS利用状況の全体把握やコスト管理に優れています。一方、LOCKED DASはSaaS固有の詳細設定まで踏み込んだ自動化と、監査対応に直結する棚卸し機能に強みがあります。
どちらを選ぶべきか
Adminaが適しているケース:SaaS利用状況の可視化とコスト管理を優先したい企業。比較的シンプルなアカウント管理で十分な場合。ITデバイスも含めた統合管理を求める場合。
LOCKED DASが適しているケース:SaaS固有の詳細設定まで自動化し、情シスの作業負荷を大幅に削減したい企業。監査対応やISMS認証で棚卸しエビデンスが必要な場合。多くのSaaSで部署・役職別の細かい権限設定が必要な場合。
まとめ
マネーフォワード Adminaは、310以上のSaaS連携、オートメーション機能、デバイス管理など、情シス業務を幅広く支援する優れたツールです。特に、SaaS利用の全体像を把握し、コスト最適化を図りたい企業にとって有力な選択肢です。
一方で、SaaS固有の詳細設定の自動化や、高精度な名寄せ、監査対応の棚卸し台帳生成といった領域では、LOCKED DASが独自の強みを発揮します。自社のSaaS管理における最大の課題がどこにあるかを見極めた上で、最適なツールを選定することが重要です。
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