LANSCOPE エンドポイントマネージャーは、エムオーテックス社が提供する国内モバイルデバイス管理 MDM・IT資産管理ツールです。クラウド版はIT資産管理市場でシェア26%のトップシェアを獲得し、12,000社以上の導入実績を持ちます。しかし、いくつかのデメリットもあります。本記事では、メリット・デメリット、導入時の注意点、代替ツール選択基準をご説明します。
LANSCOPE エンドポイントマネージャーの概要と強み
LANSCOPE の特徴
LANSCOPE エンドポイントマネージャーは、IT資産管理機能を統合したMDMです。クラウド版とオンプレミス版があり、クラウド版はIT資産管理ツール市場でシェアNo.1を獲得しています。
主要機能
- iOS・Android・Windows・macOS 管理
- デバイス紛失時の遠隔ロック・ワイプ
- アプリ配信・管理
- ポリシー配信
- IT資産管理(ハードウェア・ソフトウェアのライセンス管理)
- マルウェア検知機能
料金プラン
| プラン | 月額(税別) | 主な機能 |
|---|---|---|
| ライトA | 300円/台 | MDM基本機能 |
| ライトB | 400円/台 | ライトA + IT資産管理基本 |
| ベーシック | 500円/台 | ライトB + 高度なIT資産管理 |
LANSCOPE の強み
IT資産管理の統合 MDM だけでなく、IT資産管理(ハードウェア・ソフトウェア情報の管理)が統合されている点が最大の強みです。デバイス、OS、インストール済みアプリケーション、ライセンス情報を一元管理できます。
クラウド版のシェアNo.1 クラウドサービスのIT資産管理ツール市場でシェア26%のトップシェアを獲得。継続利用率90%以上で、12,000社以上の導入実績があります。
日本の法令対応 個人情報保護法、マイナンバー対応、FISC(金融庁)ガイドライン対応など、日本の規制要件への対応が充実しています。
ドキュメント・サポート充実 日本語ドキュメント、FAQが充実しており、国内ベンダーからのサポートが手厚いです。
MDM比較表
主要MDM製品の機能比較表。対応OS、リモートワイプ、アプリ管理、ポリシー設定などの項目で各製品を評価できます。
LANSCOPE エンドポイントマネージャーのデメリット
1. MDM専業製品と比べた管理機能の差
iOS管理機能の差 IT資産管理に強みがある一方、CLOMO やJamf ProのようなMDM専業製品と比較すると、iOS・Androidのきめ細かな制御機能ではやや劣る場合があります。
2. Android 管理の限定性
Android Enterprise 対応の遅れ Android 管理では、一部機能でMDM専業製品に後れを取る場合があります。
Android アプリ配信の制限 Google Play Managed Apps の管理機能は、OPTiM BizやCLOMOと比較してやや限定的です。
3. コストの複雑性
プランが3段階 ライトA(300円)、ライトB(400円)、ベーシック(500円)と3プランあり、どのプランが適切か判断が難しい場合があります。IT資産管理機能が不要であれば、より安価なMDM専業製品の方がコスト効率が良いケースもあります。
4. サポート体制の課題
ベンダーサポートの限定性 24時間サポートではなく、営業時間内のサポートに限定されています。緊急時の深夜・休日対応ができません。
5. API・カスタマイズの限定性
API の公開が限定的 サードパーティツール連携の API が限定的で、高度なカスタマイズが困難です。
LANSCOPE と他MDM製品の比較
LANSCOPE vs CLOMO
| 項目 | LANSCOPE | CLOMO |
|---|---|---|
| 価格 | 300〜500円/台/月 | 440円/device/月(税込) |
| iOS管理 | ★★★ | ★★★★ |
| Android | ★★★ | ★★★ |
| Windows | ◎ | 対応済み |
| macOS | ◎ | 対応済み |
| IT資産管理 | ◎(最大の強み) | × |
| クラウド対応 | ◎(シェアNo.1) | ◎ |
| 日本語サポート | ◎ | ◎ |
LANSCOPEが優位
- IT資産管理を重視
- PC・スマホの統一管理
CLOMOが優位
- iOS 特化で高度な制御が必要
- MDM機能に集中したい
LANSCOPE vs Intune
| 項目 | LANSCOPE | Intune |
|---|---|---|
| 価格 | 300〜500円/台/月 | Plan 1: $8/user/月 or M365含有 |
| Windows管理 | ◎ | ★★★★★ |
| iOS/Android | ★★★ | ★★★ |
| Mac | ◎ | ★★ |
| M365統合 | × | ◎ |
| IT資産管理 | ◎ | △ |
| 日本語UI | ◎ | ◎ |
Intune が優位
- M365 導入済み(追加コスト不要)
- Windows管理に特化
- グローバルサポート必須
LANSCOPE が優位
- IT資産管理を重視
- 国内ベンダーが必須
- M365未導入
LANSCOPE vs LOCKED
| 項目 | LANSCOPE | LOCKED |
|---|---|---|
| 価格 | 300〜500円/台/月 | 160円/ID/月(デバイス増加時固定) |
| iOS/Android | ★★★ | ★★★★ |
| Windows | ◎ | ★★★★ |
| Mac | ◎ | ★★★ |
| IT資産管理 | ◎ | × |
| マルウェア検知 | ◎ | △ |
| スケーラビリティ | ◎ | ◎ |
| 成長対応 | コスト増 | 固定 |
LANSCOPEが優位
- IT資産管理・マルウェア検知が必須
- PC含む統合管理
LOCKEDが優位
- マルチプラットフォーム
- 企業成長時のコスト効率(ID単位で固定)
- MDM機能に集中したい
LANSCOPE 導入が適している企業
-
IT資産管理の統合が必須
- ハードウェア・ソフトウェアライセンス管理が重要
- ライセンス一元管理で法令遵守したい
- IT資産の可視化が経営課題
-
PC・スマホの統一管理
- Windows PC とスマホを一つのツールで管理
- クラウド版でリモートワーク対応
-
国内ベンダー推奨
- 日本語サポート重視
- 日本の法令対応が必須
LANSCOPE 導入で注意すべきポイント
1. プラン選定の慎重さ
3プラン(ライトA/B/ベーシック)があるため、必要な機能を事前に明確にし、過不足のないプランを選択しましょう。IT資産管理が不要なら、ライトA(300円)で十分な場合もあります。
2. MDM専業機能への期待値
IT資産管理統合型のため、Jamf ProやCLOMOのようなMDM専業製品と比べると、iOS制御の粒度でやや劣る場合があります。iOS特化の高度な管理が必須ならCLOMOも検討してください。
3. 大規模導入時のコスト試算
ベーシックプラン(500円/台)で2,000台導入すると年間1,200万円になります。大規模環境ではLOCKED(ID単位固定課金)やIntune(M365含有)の方がコスト効率が良い場合があります。
4. API・カスタマイズの事前確認
API 公開が限定的なため、導入前に想定するカスタマイズ・連携が実現可能か確認してください。
LANSCOPE 代替としての LOCKED 推奨理由
LANSCOPE からの乗り換え先として、LOCKED MDM をお勧めする理由:
1. マルチプラットフォーム対応
- iOS・Android・Windows・macOS 統一管理
2. スケーラビリティ
- クラウドベースで数万台規模に対応
- 企業成長時の拡張性に優れる
3. コスト効率
- ID単位課金で、デバイス増加時のコスト増加なし
- 企業成長時に LANSCOPE より有利
4. 日本企業向けカスタマイズ
- 日本語UI・ドキュメント充実
- 日本語サポート
5. 導入容易性
- クラウドベースで初期設定が簡単
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